購入案内・遠く用メガネ・用途別
メガネにとって問題がない環境なのか? 日頃使うメガネは何を重視して買うのか? 特定の目的のために買うならどうするのか? それぞれのメリット・デメリット、購入のコツを御紹介します。
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スポーツ用/ケガをすると楽しみ半減です。/私見です:ご参考までに
- ゴルフ
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ゴルフ//遠くが見えないと楽しめません。レンズのピントは遠くに設定してください。フレームが大きすぎる、レンズが重すぎると、どうしてもメガネが下がりますので、 ちょい小さめがお勧めです。(昔の中嶋プロが良い例です)
- オーバースイングを防ぐために、わざと横幅が小さめのフレームを選ぶ方法があります。
- 頭の位置を一定にするには、フレームの天地を狭め、フレームとボールの位置関係を覚えることで実現できる場合があります。
- UVカット処理は必須です。サングラスならば、偏光も検討してください。
- 価格は高めですが、ゴルフ専用に開発されたフレームやレンズがあります。
- 野球
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野球//遠くが見えることと、遠近感が重要です。動体視力がメガネでよくなることは期待しないでください。レンズのピントは遠くに設定してください。走るので、軽さとフィット感が重要です。遠近感が出ないと、ボールが取れない・打てない状態になります。メガネを変えて、急にヘタになったら疑ってください。
- 顔にフィットするタイプのフレームで度付きを作る時は、インナータイプがお勧めです。カーブが強いレンズはどうしても歪みます。
- UVカット処理は必須です。ホコリが多いので、レンズに耐擦傷コートがお勧めです。
- サングラスならば、偏光も検討してください。
- サッカー
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サッカー//遠くが見えることと、遠近感が重要です。動体視力がメガネでよくなることは期待しないでください。レンズのピントは遠くに設定してください。ヘディングがあるので、安全性の点でゴグル型が有利ですが、中高校生以上 は使い捨てコンタクトに移行するようです。
- サッカーの時だけですので、小学以下は度付きゴグルがお勧めです。
- 普通のメガネを使うことは、全年代でお勧めできません。ゴグル型かコンタクトにしてください。
- 破損率、傷が入る可能性が高いので、レンズ価格は抑えたいところです。
- ダイビング(海)
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ダイビング(海)//ダイビングマスクは必須道具なので、始めた時点で買う事になります。度付きマスクは、日頃使っている度数をそのまま入れると失敗する場合があります。製作経験のある店舗を探してください。
- 通販でも買えますが、正確に度数指定できる方は少ないでしょう。最初は眼科か専門店に相談されたほうが無難です。
- メガネと同じ見え方は期待しないでください。眼とレンズの距離が離れるとモノの大きさ、歪み感に違いが出ます。
- 続けるには金が掛かる部類のスポーツだと思います。本格マスクは安くないので、入れ込み具合で掛けるお金を決めては如何でしょう。
- マリンスポーツ
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マリンスポーツ//海水・淡水・プールを含めた水に加えて、強風、強烈な紫外線と、条件が極端に悪いです。必ずバックアップを持って行くことだけは共通ですが、そのほかは、御自分がなさるスポーツの過酷さに合わせて選ぶことをお勧めします。要素を書いておきますので、各スポーツの先輩に聞いて選んでください。
- UVカット処理は必須。横から入るUVがカバーできるフレームがお勧め。
- サイドカバー付きフレーム、フレーム自体が横に回りこみレンズが仕込んであるものあり。
- 撥水処理されたレンズ、撥水コートが有効と思われます。
- スキー・スノボ
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スキー・スノボ//寒さ、強風、雪、強烈な紫外線と、条件が極端に悪いです。必ずバックアップを持って行くことだけは共通です。ファッション性も大事でしょうが、レンズだけは定評のあるものを選んでください。
- UVカット処理は必須。横から入るUVがカバーできるフレームがお勧め。
- サイドカバー付きフレーム、フレーム自体が横に回りこみレンズが仕込んであるものあり。
- 風はゴグルじゃないと防ぎきれません。でも、ゴグルは曇りやすいので曇り止め対策必須。
- 自転車
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自転車//最近は本格的に取り組まれる方も増えているようです。遠くだけ見えてもダメ、強風、雨、強烈な紫外線と、条件は悪いです。必ずバックアップを持って行くことだけは共通ですが、そのほかは、御自分の競技性がどの程度なのかによって選ぶことをお勧めします。要素を書いておきますので、競技の先輩に聞いて選んでください。
- UVカット処理は必須。横から入るUVがカバーできるフレームがお勧め。
- サイドカバー付きフレーム、フレーム自体が横に回りこみレンズが仕込んであるものあり。
- 撥水処理されたレンズ、撥水コートが有効と思われます。
- 登山
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登山//遠くだけ見えてもダメ、寒さ、強風、雪、強烈な紫外線と、条件が極端に悪いです。必ずバックアップを持って行くことだけは共通ですが、そのほかは、御自分が登る山に合わせて選ぶことをお勧めします。要素を書いておきますので、登山の先輩に聞いて選んでください。
- UVカット処理は必須。横から入るUVがカバーできるフレームがお勧め。
- 風はゴグルじゃないと防ぎきれません。でも、ゴグルは曇りやすいので曇り止め対策必須。
- サイドカバー付きフレーム、フレーム自体が横に回りこみレンズが仕込んであるものあり。
注意すべき環境/私見です:ご参考までに
- 暑くて、汗をダラダラかく環境/私見です:ご参考までに
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主に、調理場・厨房のように火を扱う、工場の中でも高温の炉があるような環境を想定しています。
- メタル系フレーム::チタンが基本・メッキが強いものを
- プラスチック系フレーム::汗を吸い込みにくい材質を・まれに、低い熱で柔らかくなるものあり
- プラスチックレンズ::ハードコートのみか、耐熱コートを推奨
- ガラスレンズ::熱での変性はほとんどない・割れる危険性・重さを考慮の上で
- 予算::いかに高額でも、環境が良くないと長持ちしません。
10,000円×3本/3年
30,000円×1本/3年
あたりが妥当でしょう。
- 寒い! 温度差のあるところを行き来する環境/私見です:ご参考までに
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北国の真冬、室内外の温度差が大きい、冷凍庫等、常に職場が低温であるような環境を想定しています。
- メタル系フレーム::メッキの密着性が強いものを、部品数は最小に
- プラスチック系フレーム::温度差で折れることあり
- プラスチックレンズ::曇り止め処理推奨
- ガラスレンズ::温度差での変性はほとんどない・割れる危険性・重さを考慮の上で
- 予算::いかに高額でも、環境が良くないと長持ちしません。
10,000円×3本/3年
30,000円×1本/3年
あたりが妥当でしょう。
- ホコリ多い・ヨゴレが付く/私見です:ご参考までに
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建築・工事現場、湯気・油が舞う厨房等の環境を想定しています。
- メタル系フレーム::メッキの密着性が強いものを・ヨゴレを拭く時に薬品を使わないこと
- プラスチック系フレーム::基本的に不向き・ヨゴレを拭く時に薬品を使わないこと
- プラスチックレンズ::耐擦傷コート推奨・耐ヨゴレコート推奨
- ガラスレンズ::ガラス本体はめったに傷つかないが、コーティングは傷む
- 予算::どうしても細かい傷がついていきます。ハンパなレンズだとすぐ使えなくなることがあります。
20,000円×1本/2年あたりで考えてください。
- 化学薬品・ガソリンなどがそばにある/私見です:ご参考までに
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化学系工場・研究所・ガソリンスタンド等の環境を想定しています。
- メタル系フレーム::メッキの密着性が強いもの・部品数は最小に
- プラスチック系フレーム::基本的に不向き・薬品等がちょっと付いただけで変形・溶けることあり
- プラスチックレンズ::コーティングに過度の期待は禁物
- ガラスレンズ::割れる危険性・重さを考慮の上で、ガラスを使えるなら推奨
- 予算::変性や溶融すると、ほぼ修理不可能です。1回のミスで使用不能になりますから、
仕事用:10,000円×3本/3年
普段用:いくらでも結構
の2本体制をお勧めします。
主に見る距離と紫外線について/私見です:ご参考までに
- 普段から紫外線を多く浴びる/私見です:ご参考までに
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仕事で1日中外にいる、高い山・海辺によく出かける等を想定しています。
- メタル系フレーム::注意点は特になし
- プラスチック系フレーム::日焼けします。長期間浴びると、変色や材料そのものがもろくなることがあります。
- プラスチックレンズ::UVカット処理は必須
- ガラスレンズ::ガラスそのものは紫外線を多く通します。UVカット処理は必須です。
- おすすめ::紫外線は思っているより多くのダメージを眼に与えます。
レンズUV透過率の細かいデータをキチンと発表しているメーカーを。
価格だけで選ぶことはお勧めしません。
- 1mより遠いところが80%以上 /私見です:ご参考までに
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例えばプロのドライバーのような方を想定しています。
遠方視力を得るために、レンズのピントを遠くにします。近くにピントをとる時には眼のチカラを必要とします。当然、その分疲れます。このメガネで近くを見続けることは、わざわざ眼を疲れさせることを意味しますので、ご注意ください。
メガネは、遠くが見えればいい・・・という考えは間違いです。御自分が見るものによって、選ぶ度数が変わりますので、ちゃんと選択してください。
- メタル系フレーム::視野の広さを確保して。
- プラスチック系フレーム::視野の広さを確保して。
- プラスチックレンズ::遠くにピントを合わせる光学性能は、ガラスに譲る。見易さのためにマルチコートは必須。
- ガラスレンズ::遠くにピントを合わす光学性能は優秀。見易さのためにマルチコートは必須。
- おすすめ::本当に遠くの見え方にこだわるなら最新設計レンズを。
できれば、室外用と室内用の2本使いを推奨
- 1m未満の近いところが80%以上 /私見です:ご参考までに
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例えば縫製(ミシンがけ)を仕事とするような方を想定しています。
遠くにピントをとることはできないため、遠くはボンヤリとしてしまいます。しかし、遠くを見やすくすると、近くを見る時には眼のチカラを必要とします。当然、その分疲れます。
ピントを遠くに取ったメガネで近くを見続けることは、わざわざ眼を疲れさせることを意味しますので、ご注意ください。できれば、仕事用・室内用として1本、運転用・外出用として1本もたれると、疲れを防ぐことができます。
メガネは、遠くが見えればいい・・・という考えは間違いです。御自分が見るものによって、選ぶ度数が変わりますので、ちゃんと選択してください。
- メタル系フレーム::下を向くことが多いので軽いものを。
- プラスチック系フレーム::下を向くことが多いので軽いものを。
- プラスチックレンズ::特に問題なし。見易さのためにマルチコート推奨
- ガラスレンズ::下を向くことが多いので、重さが問題に。
- おすすめ::下を向くことが多いので、軽くて小さめであることは重要です。
できれば、室内用と室外用の2本使いを推奨
- 見る距離は特定できない /私見です:ご参考までに
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遠くと近く、両方共に重要で、数分間の間でも両方を見る場合です。学生が板書をノートに書くような状況を想定しています。
- メタル系フレーム::特定できない
- プラスチック系フレーム::特定できない
- プラスチックレンズ::残念ながら万能レンズは存在しない。
マルチコートは 推奨
- ガラスレンズ::残念ながら万能レンズは存在しない。
マルチコートは 推奨
- おすすめ::多くの方がこのグループに入るが、最も幅広い使い方のため、最適解は得られない。
遠くか近くのどちらかに寄せて納得が出来るポイントにコストを掛けることをお勧めします。
度数の設定について
一般のレンズは、遠くと近くの両方にピントをとることが出来ません。(これが出来るのが多焦点レンズです) それでも両方見えるのは、レンズのピントを遠くに合わせて作り、近くを見る時には、眼のチカラでピントをとっているのです。
メガネが必要ない方も、同じようにして遠くと近くを見ているので、メガネのピントも一般には遠くが見えるように設定します。
しかし、この設定で下記のようなことが起こります。 よく、弱めの度数で作るほうがいいと言われる理由にもなっています。
- 眼が緊張している時に測ると、不必要な度数が入ってしまう=強すぎる。
- どんな優れたレンズでも眼にはかなわないため、適切な度数でも不自然さは残る。
- もともと疲れやすい方は、遠くにピントをとると、近くを見る時に疲れる。
結論としては、万能のレンズは存在しないので、御自身にとって遠くと近くのどちらが重要か? 見易さと疲れにくさのどちらが重要か? を選択することになります。
メガネは、遠くが見えればいい・・・という考えは間違いです。御自分が見るものによって、選ぶ度数が変わりますので、ちゃんと選択してください。