メガネ雑学三昧・度数とは
メガネレンズの度数について、正確に説明できる消費者の方はほぼ皆無だと思っています。視力を維持するために使う道具であるメガネの機能を示す、最も重要な数値なのに、誰も知らないのは誰かさんがサボってるからでしょうか?
できれば、中学校あたりの授業で教えてもらいたいと願っております。知っていただきたいことを、雑学風に列挙しました。ぜひ、ご参考に。
基本中の基本です。ぜひ、御確認ください。
- 視力と度数/示す内容が全く違います
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- 数値の単位が違う//
視力はご存知の通り、0.01とか2.0とかの数字のみで表示されます。特に単位などは付けられないのが普通です。度数には、ディオプトリーと言う単位があり、1.5Dなどと略されて数字の後ろに付けられます。コレを見ただけでも、視力と度数は別のものです。
- 視力と度数は比例しない//
視力が0.1だと度数が高く、0.7だと度数が低い・・・とは言い切れません。同じ視力でも度数が違うことが普通です。レンズの厚さは度数に比例するので、メガネを作る時は、視力ではなく、度数を気にすべきです。
- 度数検査はどこでする?//
視力検査は小学校からなじみのあること。視力表があれば自分でもできますが、度数検査は本来眼科でしかできません。メガネ屋でする場合は、度数を決める作業を消費者がやっており、メガネ屋はそれを補助をしているという認識になってます。どちらを選ぶかは皆さんの自由・・・ということになっています。
- 度数の変化/どうして変わるの?
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- 強めの度数・・・度数が動く?//
強めの度数にすると、すぐに度数が動く・・・と聞いたことありますか? これらを含めて、どうして度数が変わるのか? 確実な答えはないと言っていいと思います。メガネを作るその時に、できるだけ多くの意見を聞き、最適であろうと思う度数は御自分で判断してください。正解はないと思います。
- 老眼は、ほぼ確実に度数が変わる//
老眼は老化現象そのものなので、ほぼ統計値どおりに度数が変わります。3年も使えば、その老眼鏡は見えなくなって当然です。ガマンしていいことは何もないので、できるだけ早く買い換えてください。
- 度数検査の頻度は?//
度数は変わる・・・という前提でメガネを使ってください。変わったかどうかは視力でも確かめられますが、度数が下がることもあり、これは検査しないとわかりません。できれば、年イチくらいの頻度で、購入店舗で度数変化があるかどうかチェックすることをオススメします。(度数変化は予想できません。見え方に表れないこともシバシバ。ぜひとも定期的チェックをお勧めします。) 店にとっては手間ですが、これを嫌がったり、新しいメガネを売り込んだりするお店は・・・
- 度数の表示/知ってるといいかも
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- 度数はサイズ・・・知ってて当然?//
服・靴・帽子・指輪、購入される時には御自分のサイズを探しますよね。レンズのサイズが度数ですから、購入者は知ってて当然! 太ったら、痩せたら服を買い換える。度数も変わったらメガネを買い換える。それが普通のことだと思います。
- 表示の基本記述は、S・C・AX・ADD//
この4種類の数値にプリズム数値を加えると、世の中にあるレンズ度数の95%以上は表現できます。プリズムが加わる確率は低いので、一般には上記4種類の数値を把握してください。手帳などにメモしておくと、いざという時(突然壊れた時など)「知っててよかったー」と思われることは保証します。 それぞれの数値が何を意味するのか? メガネ屋に聞いてみてください。わかりやすい説明ができれば、とりあえずプロです。
- 度数表示値が同じ not 同じ見え方//
度数が同じだと同じ見え方がする・・・とは限りません。レンズメーカー・レンズ種類・フレーム・レンズセッティング・フレームフィッティングまでもが同じである時のみ、ほぼ同じ見え方がします。違うフレームでも同じ見え方に近づけることができ、実際に複数のメガネを掛け替えて使える状態を作れるのがホントのプロです。 メガネのオシャレを楽しみたいなら、そんなプロと付き合う必要があるんです。参考サイト