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遠近両用メガネの選び方&買い方
遠近両用メガネは、日常生活で使う道具の中では、消費者自身が選ぶことが大変難しい商品です。
初めて掛ける、遠く用のメガネと掛け換える、既に遠近両用を掛けている・・いくつかのパターンがありますので、それぞれに合わせて解説してみました。ご自分に最も近いパターンを下記のボタンから見つけてください。
条件別に解説しています。最も近いパターンを選んでください。
初めて編:老眼鏡しか掛けたことがない方/私的おすすめ
選び方は
メガネそのものを掛けたがらない方が多いのは承知しております。無理に遠近両用を掛ける必要はないと思います。 必要に迫られて掛けることになったなら
チェック①:疑似的に掛けてみよう/遠くを見る度数は入っておらず、近く用の度数のみ入ったテストレンズが、 眼科やメガネ店に用意されています。ホンモノにかなり近いので試しに掛けてみてください。
チェック②:安い順に試してみよう/テストレンズが掛けられそうなら、価格の低い順にテストレンズを試してみましょう。 一般的に、最も低い価格帯でも使える可能性があります。
買い方は
フレーム:レンズの高さが問題になるので、理想はフレーム天地が35mm以上です。 そんなの似合わないと思う方でも、30mmを確保することをお勧めします。
レンズ:上記「選び方チェック②」でレンズを試した際、高くなっても大差ないと思われれば、一番下でも構いません。 この感覚は本当に個人差が大きいです。でも高いほうがいいような気がする方は、ひとつ上を選択してください。 性能だけで申し上げれば、最上級を選ぶ必要性は低いです。
予算:生体のことですから千差万別ですが、経験上8割程度の方は、20,000円までのセット、 フレームは価格に関係なく好きなものを選ぶとして、レンズ一組は15,000円以下に収まるはずです。 これ以上の価格が必要なら、その理由説明が納得できる店舗で購入してください。
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初めて編:遠く用のメガネを掛けている方/私的おすすめ
選び方は
どうせ掛けるなら遠近両用のほうが便利と思われる方は、なるべく早くトライしてください。 早ければ早いほど慣れやすくなります。
チェック①:疑似的に掛けてみよう/現在使用中のメガネの上に重ねて試せる遠近両用のテストレンズが、 眼科やメガネ店に用意されています。試して「大丈夫」ならチェック②へ、「ダメかも」ならチェック③へ。
チェック②:安い順に試してみよう/テストレンズが掛けられそうなら、価格の低い順にテストレンズを試してみましょう。 種類の違いが判るかどうかを見極めてください。
チェック③:「ダメかも」と思われる理由は千差万別です。調べないと解決策は見つかりません。 これを見つけてくれるプロに会わなくてはなりませんが、残念ながら会うための確実な方法がありません。 以下を参考に相談相手になるか、意見を聞いてみてください。
眼鏡作製技能士等の資格を持っている。遠近両用メガネについてわかりやすい解説が店頭やHPにある。店主・店長が自分と同じ世代である。
買い方は
遠近両用メガネを掛け慣れていないので、買っても掛けなくなる可能性もあります。 購入商品選びは、それほど慎重にならなくてもよいと思います。 予算は、試してダメならを考慮して20,000円までのセットでよろしいかと。(度数条件や視環境が特別な方を除きます。)
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初めて編:コンタクトレンズを使っている方/私的おすすめ
現在、メガネでも過ごせる方のために書きます。何らかの理由でメガネが掛けられず、コンタクトになさった方は、遠近両用コンタクト、もしくはコンタクト+老眼鏡にしてください。
長年コンタクトで過ごされてきた方、特に女性は遠近だろうが、老眼鏡だろうが、掛けたくないはずです。しかし、これからも長い人生は続きます。眼の状態が不調で、コンタクトを入れられない日も増えるでしょう。
そこでお勧めは、「ハイブリッド化」です。遠近両用コンタクトでも、遠近両用メガネでも過ごせるように、どちらにでも、いつでも切り替えられるようにしましょう。これまで洋装一辺倒だった方が、和服も着るようになるのと同じです。
ハイブリッドタイプの選び方は、(コンタクトを主に使う前提です。)
チェック①:疑似的に掛けてみよう/遠くを見る度数は入っておらず、近く用の度数のみ入ったテストレンズが、 眼科やメガネ店に用意されています。ホンモノにかなり近いので試しに掛けてみてください。 遠く用のコンタクトを入れて試すと、遠近両用特有の見え方が体験できます。試して「大丈夫」ならチェック②へ、 「ダメかも」ならチェック③へ。
チェック②:安い順に試してみよう/テストレンズが掛けられそうなら、価格の低い順にテストレンズを試してみましょう。 種類の違いが判るかどうかを見極めてください。
チェック③:正直のところ、無理をせずに遠近両用メガネはあきらめたほうがよいと思います。
ハイブリッドタイプの買い方は、(コンタクトを主に使う前提です。)
原則は、メガネを常に掛けている方と変わりませんが、コンタクトとメガネでは、見え方の自然さがまるで違う上、そこに遠近両用レンズ特有の欠点がプラスされるため、慣れられる確率が低くなります。
コンタクトとメガネの両方を扱っている店舗、もしくは両方をよく知っている店舗で、テストレンズを試しながら相談してください。買うと決めたら、下記をお読みください。
フレーム:レンズの高さが問題になるので、理想はフレーム天地が35mm以上です。 そんなの似合わないと思う方でも、30mmを確保することをお勧めします。
レンズ:上記「選び方チェック②」でレンズを試した際、高くなっても大差ないと思われれば、一番下でも構いません。 この感覚は本当に個人差が大きいです。でも高いほうがいいような気がする方は、ひとつ上を選択してください。 性能だけで申し上げれば、最上級を選ぶ必要性は低いです。
予算:生体のことですから千差万別ですが、経験上8割程度の方は、20,000円までのセット、 フレームは価格に関係なく好きなものを選ぶとして、レンズ一組は15,000円以下に収まるはずです。 これ以上の価格が必要なら、その理由説明が納得できる店舗で購入してください。
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買い替え編(遠近両用経験者)今のメガネに不満がある方/私的おすすめ
逃げられない原則:遠近両用レンズの特性から、同じ種類のレンズで近くを見やすく設定変更をすると、 ほぼすべてのレンズで、近くの見え方以外は今より悪くなります。
これが「より良い設計のレンズ」が販売されている理由でもあるので、現状より、ひとつ上のレンズの検討をお勧めします。
選び方は、
「何が不満なのか?」をできるだけ具体的にチェック&文章化してください。
「不満分析表」(PC用PDF)
を作りました。ダウンロードしてご利用ください。
「不満分析表」に記入し、ちゃんと解決できそうな専門店の意見を聞いてください。 行っても99%無駄になるであろう代表的店舗は、 JINS・ZOFFに代表される3プライス店・ 「安い」としか主張してない店舗・ レンズの品揃えが少ない店舗(HP等で確認してください)
なんとかなるかもしれない店舗は、 販売員に遠近両用レンズ経験者がいる(50代以上)・認定眼鏡士等の資格を持っている・ 専門店らしいコダワリを店頭やHPで発信している。
買い方は、
フレーム:レンズの高さが問題になるので、理想はフレーム天地が35mm以上です。 そんなの似合わないと思う方でも、30mmを確保することをお勧めします。
レンズ:現在使用中のレンズよりも、一段階上の性能を持つレンズをデフォルト扱いしてください。 (既に最上級を使っておられる方は除きます)不満解決のためのレンズ選びは想像以上に難しいです。 じっくり測り、聞き取りし、慎重に提案してくれる店舗の勧めに従ってください。
予算:正直のところ、ある程度掛かります。不満を解消できる店舗や販売員は、原則として専門店です。 「良いモノを勧めたい」と考えているので、商品品揃えが上振れします。
「ご自分にフィットする遠近両用メガネを正確に選ぶには時間とコストがかかる」 これはひとつの真理です。 申し訳ありませんが「この店・この人」なら間違いなく選んでくれると申し上げられません。
業界でそのような店や人を選ぼうとしてこなかったし、今もできてません。この一点については、メガネ業界は 消費者無視で、とてもバカで幼稚な業界です。お許しください。
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買い替え編:今のメガネが快適な方/私的おすすめ
快適とは言え、買った時よりは近くが見づらくなっているのは自然なことです。 そこだけ改善できれば文句ない状態を想定しています。
逃げられない原則:遠近両用レンズの特性から、同じ種類のレンズで近くを見やすく設定変更をすると、 ほぼすべてのレンズで、近くの見え方以外は今より悪くなります。 これが「より良い設計のレンズ」が販売されている理由でもあるので、現状より、ひとつ上のレンズの検討をお勧めします。
選び方は、
基本的にひとつしかありません。現在使用中のレンズを基本とし、性能面をワンランク上げるのが王道です。
買い方は、(現在かけているメガネを購入した店舗で)
フレーム:レンズの高さが問題になるので、理想はフレーム天地が35mm以上です。 そんなの似合わないと思う方でも、30mmを確保することをお勧めします。
レンズ:現在使用中のレンズよりも、一段階上の性能を持つレンズをデフォルト扱いしてください。 (既に最上級を使っておられる方は除きます)
予算:レンズの性能ランクが上がりますので、現在のメガネより少し高くなります。
何らかの理由で、以前購入した店舗に行けない場合は、 チェーン店なら、別支店を探してください。 エリア店・個人店であった場合は、残念ですが、問い合わせる場所がありません。
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